予防接種について
当院では成人の肺炎球菌、インフルエンザワクチン接種を行っております。
ご自身や大切な人の予防の為に。適切な時期のワクチン接種をお勧めします。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌による肺炎は成人肺炎の中では最も頻度が高く、重症になることも少なくありません。
日本人の死因第3位の肺炎。現在肺炎の起炎菌のうちワクチンがあるものは肺炎球菌のみです。
肺炎球菌に感染しないこと、発症しても重症化しないためにはワクチン接種をおすすめします。
またインフルエンザウイルス感染症に肺炎球菌感染症が続いておこり重症化することも多く、併用すると肺炎による入院を減らしたとの報告があります。両者接種はより効果的といわれています。
肺炎球菌ワクチン接種を必要とする対象者 |
---|
|
肺炎球菌ワクチンの種類
肺炎球菌ワクチンは・ニューモバックス、プレベナーの2種類があります。
ニューモバックスは公費助成が特定の対象者にあります。
ニューモバックス | プレベナー | |
---|---|---|
特徴 | 広範囲に菌をカバー | 高い免疫効果 |
接種間隔 | 5年ごとに接種 | 1度でよい |
接種方法 | 公費接種(対象者のみ) 任意接種(公費助成なし) |
任意接種(公費助成なし) |
接種料金 | 8,000円(税別) | 10,000円(税別) |
※65歳以上は両方接種が可能です。スケジュール等詳しくはご相談ください。
風疹ワクチン・MR(麻疹風疹混合)ワクチン
インフルエンザワクチン
季節性インフルエンザは12月末から翌年3月ごろに国内流行があり、感染すると肺炎、気管支炎や脳症を併発し重症化する場合があります。
インフルエンザウイルスは毎年のように変異しながら流行を繰り返しています。
これに対応するため、予防接種は毎年必要になってきます。ワクチンの予防効果が期待できるのは接種後2週間から5か月程度と考えられています。これに備えて12月中には接種をすませましょう。
抗インフルエンザ薬の予防投与
インフルエンザ治療薬ですが、感染しないための予防薬として投与することも可能です。(保険適用外)
対象となる方
- (1)家族等同居する人が現在インフルエンザに発症している
- (2)(施設や病院等で)共同生活をしている下記の方
・65歳以上の高齢者
・気管支喘息など慢性の呼吸器疾患がある
・心不全など慢性の心臓病がある
・糖尿病などの代謝性疾患がある
・腎臓病がある
ご留意事項
- 感染者との接触後2日以内に服用することにより当日から10日間発症を予防できます。
- 有効率は70~80%との報告があります。
- 当院は内服薬のタミフルをご用意しております。カプセルを服用できる成人の方(体重37.5kg以上)を対象としております。
※ご本人の問診、診察後お渡しとなります。
料金
- タミフル:1日1回1カプセル・10日間服用 7,000円(税別)