新海誠監督の新しい映画「天気の子」を観てきました。

雨の日も祈ると天気を晴れにできるという不思議な能力を持った少女と家出少年の物語なのですが、水や空の映像が美しくそこに過酷な状況でも懸命に生きようとする2人のストーリーとRADWIMPSの音楽が絡み合いとにかく感動。。。3回くらい号泣しました。(今でも曲聴くだけで泣けます。)
ラストは二人が結ばれるのと引き換えに雨が続く世界になってしまう。というものでしたが映画の後「雨降って気圧が低いのが続くとめまいとか頭痛はどうなんの?関節も腫れてうずくし。」と言い余韻に浸る周囲を唖然とさせる私なのでした。

さて天気の影響で起こったり悪化する慢性の痛みは「気象関連痛」「天気痛」等と呼ばれ片頭痛等はその代表格です。気圧の変化は耳の奥「内耳」で感じ取ると言われていますが、天気痛のある人は内耳のセンサーが敏感だとのこと。少しの気圧変化を感じ取りその刺激が脳に伝播、その結果脳から指令が出て自律神経のストレス反応が生じ血流の悪化や痛み物質が放出される事により痛みが成立します。
実際頭痛が起きる前にめまい、吐き気、耳閉感等変調を感じる人は多いです。その時の治療は内耳の循環や浮腫みを改善する薬剤や漢方を組み合わせその後来る痛みを予防しています。また天気痛が起こった時に順応するため自律神経のバランスを整える指導や治療も行います。
最近は低気圧を感じにくくするような気圧調整フィルターつきの耳栓もあるとのこと。異常気象が増えていく将来気圧はもう自分でコントロールする時代なのでしょうか。
また無意識下で私たちが常に大きく左右されている「天気」を題材にするなんて新海誠監督凄いと改めて思ったのでした。

この夏、ガラスを吹いてきまし

この夏ガラス吹いてきました