新年明けましておめでとうございます。
今年の年末年始はいつもと少し違った形の過ごし方をされた方も多かったのではないでしょうか。私は雪かき、公園で何十年ぶり?にそり滑りをして滋賀の冬を満喫しながら日々の運動不足を解消していました。

さて当院で最近多いのが思春期の頭痛の患者様です。元々外来に受診されていた方が「うちの子も今度連れてきていいですか。」と言われ親子でお通いの方もいらっしゃいます。
片頭痛は家族で罹患されている事が多く成人と薬剤の選択は少し異なりますが、しっかりと治療し頭痛時や日常生活のケアを行えば格段と学校にも通いやすくなります。
また思春期は起立性調節障害といった自律神経のアンバランスによる症状が起こりやすい時期でもあります。起き上がった時脳の血流が維持できないため強い立ち眩みや頭痛、眩暈等を起こし「朝になかなか起きられず、午前中は調子が悪い」といったのが特徴です。詳しい問診と横になった時、立ち上がった時の血圧測定、脳や内科的な病気がないかどうかを確認して診断につなげていきます。
その他この時期に慢性連日性頭痛といって月に半分以上、長期間に渡りおこる頭痛があります。この頭痛はお薬が効きづらく背景に家庭や学校のストレスを抱えていることも多く心理的なアプローチが必要になってきます。

まずは的確な診断と治療、日常生活のアドバイス、必要時には学校や社会との連携をとることが重要と考えています。私自身なんだかもやもやとした思春期を過ごしたこともあり、心の中でいつも「私でも大人になって何とかやっているんだ。頑張れ!」とエールを送りながら診療にあたってます。

今年は緊迫感のある新年の幕開けで外出も制限がありますが、あれもしたい、これも勉強しなきゃと希望を持って日々診察しています。本年度も白鳥内科をよろしくお願いします!

新年のお軸と門松です。受付、待合の様子が1年前とがらりと変わりました。

新年のお軸と門松です。受付、待合の様子が1年前とがらりと変わりました。

新年のお軸と門松です。受付、待合の様子が1年前とがらりと変わりました。