4月で当院は開院3年目になります。
春は開院当初から来てくださっていた方が転勤される事になり、少し寂しくも「新天地でもきっと病状安定しているから!」と背中を押したくなったり。
希望校に合格した新高校生の患者さんの報告をきいて「よー頑張った!」と泣きそうになったり(不審に思われるので泣いてませんが。)と色んな気持ちが錯綜する季節でもあります。
さて最近自分の免疫力を底上げしていくのに日々取り入れる事ができるものはないだろうか。
と考えさせられる様々な事がありました。
免疫抑制剤は治療薬としてありますが、免疫を上げたい時に気軽に飲める薬はなかなかないのが実情です。
分子栄養学の権威の先生のお話では
- ビタミンA、亜鉛
気道を覆う粘液から〈分泌型IgA〉という病原体の侵入を防ぐ抗体が分泌。
その抗体をつくるのに必要な栄養素。ビタミンAの働きを亜鉛が助ける。 - ビタミンD
粘膜自体の細胞を密に強固にして病原体が入らないようにし、免疫系も活性化する役割。
また感染を防ぐための抗菌ペプチドという蛋白を作る指令を出す。 - ビタミンC
粘膜に炎症が起こった時に白血球中の免疫に関わる細胞を活性化。
局所の炎症部位に働きかける。 - オリーブ葉
抗菌作用のあるポリフェノールの一種等の栄養素を摂取するといったアプローチがあるとのこと。
これらの栄養素が一包に入っているサプリメントも出ています。
その他一般外来で処方されている漢方薬の中にも免疫力を高め、気力がない時や食欲のない時に体の調子を整えるものがあります。
免疫学深いですね。大学の時の授業きちんと聞いていたらよかった。
そしてこのような時期だからこそ当院に受診された方には笑いと(←そこは求められてませんか)安心感で免疫力に働きかけていければなと思っています。
3年目も白鳥内科をよろしくお願います。
当院のお花です。
皆様に明るい気持ちになっていただきたくて置いています。
さて、生けているのか花瓶に差し込んでいるだけなのか。。。
こちらも少しずつ精進していきたいです。