若年層への新型コロナワクチンの接種が開始されています。
診察室では
「コロナワクチン、子宮頸がんワクチン(HPV・ヒトパピローマウイルスワクチン)、秋になったらインフルエンザワクチンが入ってくるでしょ。どのワクチンをいつ射ったらいいかわからないんですけれど。っていうか注射ばかりですね。」
というお声多いです。
先日のブログでも触れましたが今年から当院は市の子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)接種公費助成の実施医療機関になっています。HPVワクチンは当初様々な副反応の報告があり積極的な接種勧奨が差し控えられました。その後安全性が評価されるような研究結果も出てきて国の指針により最近自治体から公費対象年齢の方にワクチンについての案内がありました。当院でも接種希望の方が少しずつ増えています。自己負担で3回接種すると少々高額になりますので、元々接種を希望されていた方は公費対象の年齢で是非受けていただければよいですね。
当院で取り扱っているのはガーダシルという4タイプのヒトパピローマウイルス感染を予防するHPVワクチンで ①初回 → ②2か月後 → ③初回から6か月後と計3回接種します。
また新型コロナワクチンとHPVワクチンを含めた他のワクチンとの接種間隔は前後2週間空ける必要があります。
次のシーズンに始まるインフルエンザワクチンとHPVワクチンは不活化ワクチン(ウイルスの病原体を薬品などで処理して感染力や増える力を失活させてつくるワクチンのこと)同士で同日接種が可能です。
仕事や学校で忙しくできるだけ病院に足を運ぶのは最低限で、でもしっかり予防もしたい。という方が大半だと思います。
ワクチンスケジュール、迷われたら一度是非ご相談くださいね。
後から知りましたが、これダブルレインボウと呼ばれ雨粒の中に太陽光が反射してできる珍しい自然現象で幸せのサインなんだそうです。